目の障害


網膜症

高血糖をそのまま放置すると、網膜の細い血管がもろくなり、こぶのように膨らんで血管がつまり、網膜に充分な栄養が送れなくなります。それを補うために、新しい血管が出来ますが、血管がもろいため、そこから出血を起こし、視力が低下したり、酷い時には失明する恐れもあります。

この網膜症の怖い所は初期には自覚症状なく、発見が遅くなるところです。ですから糖尿病と診断された時は、眼科を受診される事をお勧めします。

1)経過と症状

●単純網膜症

網膜の細い血管に、こぶができる。網膜に小さな出血、白いしみが出来る。自覚症状はなし

●前増殖網膜症

網膜の細い血管がつまり、網膜に出血、綿の花状の白いしみが多く出来る。この段階になっても、はっきりとした症状がないのが普通。

●増殖網膜症

網膜にできた新しい血管が破れて多量に出血し、硝子体にも出血を起こすことがある。視力が低下したり、黒い影が見える、などの症状が出てきて、最悪の場合は失明する。

2)予防と治療

〔1〕徐々に血糖をコントロールする。急に血糖を下げると網膜症が急激に増悪することがある。

〔2〕血圧を調節する。

〔3〕定期的に眼科受診する。

〔4〕出血の危険がある場合には安静にする。

〔5〕新生血管の発生を防止する。

〔6〕硝子体手術


白内障

高血糖により、目のレンズのなかに糖分が増えて、ソルビトールという物質ができ、その影響で水晶体が白くにごり、視力障害をきたします。

1)経過と症状

〔1〕まぶしい

〔2〕ぼやけている

2)予防と治療

〔1〕血糖をコントロールする

〔2〕白内障手術(にごった水晶体を取り除き、人口の眼内レンズを挿入する)

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